教育理念
京都橘中学校教育目標
- いのちとこころを大切にする生徒の育成
- かしこくたくましい生徒の育成
- 世界を知り、考え、伝え、語り合う生徒の育成
京都橘高等学校教育目標
- 高い知性・品性と、強い意志・体力を持つ自立した人間の育成
- 他者を受容し、共生することのできる心優しい人間の育成
- 自己表現力とコミュニケーション能力を備えた個性豊かな人間の育成
- 異文化を理解し、グローバルな視野に立てる地球市民の育成
校長挨拶
夢にむかって、チャレンジを!
本校は日本の近代化が加速していた1902年(明治35年)、中森孟夫が京都西陣の一角に女性の実業教育を行う学校(京都女子手芸学校)として創立しました。当時の日本は、西洋の産業技術や文化が次々と流入し、人々の暮らしが様変わりしようとするまさに激動の時代でした。そんな中、中森は私財を投じて日本人女性への教育の礎を築いたのです。そして、1985年京都市上京区から現在の桃山へ全面移転、2000年には男女共学がスタートし、2010年に中学校が国公立大学進学中高一貫Vコースとして設置され、現在に至ります。
時代の変遷に左右されず、創立者中森の建学精神「力を実業教育に注ぎて、将来自営独立の実力を得しめん」を受け継ぎながら、現在、「自立」「共生」を教育理念として常に新たな教育課題にチャレンジしています。
ところで、みなさんは1990年代半ばに『電話を使って文字が20文字送れるサービス』のプレスリリースを打ち、記者発表をした人がいるということを知っているでしょうか。今では、当たり前のメール機能を携帯電話に搭載するという発表です。ただ、当時は「携帯電話で文字を送るってどういうこと?」「そんなこと、必要な人っているの?」「文字じゃなくて、話せばいいのでは?」等、その必要性や利便性、楽しさを理解できる人はほとんどいなかったようです。しかし、時代が変わり現在はどうでしょう。電話で会話するよりも文字を送ることの方が主流になっているのではないでしょうか。
そうです。今はできないと思われているチャレンジ や 今は人から信じてもらえそうにないような夢でも、何年後かには当たり前になっていくかもしれないのです。これからのチャレンジとは、そういうものだと考えています。そして、そんなチャレンジが人間的な成長へとつながり、結果として社会に貢献することになるのです。
私たちはそんな夢にむかって思い切ってチャレンジしていくみなさんを心から応援し、全力でサポートします。私たちと共に、京都橘での充実した時間をつくっていきましょう。
校長 安田文彦